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室内の壁や床は、少しくらい剥がれていたり傷んでいたりしても安全性に問題が無ければついつい後回しになってしまう箇所ですが、部屋の中に占める面積が大きいのでそこを変更するだけで、一気に部屋のイメージが変わります。
また、インテリア機能だけでなく、調湿機能や防汚機能が優れた壁紙、防音機能が優れているフローリングなど様々な選択肢があるのです。
内装壁材を選ぶ時は、デザイン性だけでなく、その空間の用途や暮らし方に合わせる必要があります。リビングや寝室なら温かみを感じる素材、子供部屋には汚れがつきにくい素材、キッチンや洗面所など水回りには耐水性のある素材がよいでしょう。
内装用の壁材はクロス・塗り壁・タイル・木質系・パネルなど種類が豊富で、予算や好みに合わせて自由に選べます。
豊富なデザインが魅力のクロス(壁紙)
住宅内装で一般的に使われているのが、壁紙のクロスです。豊富なデザインの商品が揃い、価格が安く、比較的施工しやすいため工期も短くて済みます。
さらに掃除がしやすく、布で拭き取ることもできるので、お手入れも簡単です。代表的なのは、ビニルクロスですが、他にも和紙クロスや織物クロス、珪藻土クロスなどもあります。
調湿効果がある珪藻土
珪藻土(けいそうど)とは、植物性プランクトンの殻が化石となったものです。珪藻土の元となっている珪藻の殻には、非常に微細な穴が多数開いています。
この多孔性により通気性と吸放湿性が高いので、家の中を快適な湿度環境に保ちやすいのが特徴です。
また嫌なにおいやアレルギーの元になる物質も吸着してくれます。さらに珪藻土の優れた点は、ただ湿気を吸うだけでなく、お部屋が乾燥してくると(湿度40%程度)、逆に吸着しておいた湿気を吐き出し、最適な湿度を維持しようとするところです。
もちろん結露まで防いでくれるので、カビやダニの発生を防ぎ、家族や住まいの健康維持にも貢献します。
調湿効果+デザイン性のエコカラット
前述の珪藻土は塗り壁なので、左官職人さんの腕に左右されるという面がありますが、同じように調湿効果があり施工が簡単な商品があります。LIXILのエコカラットです。
エコカラットはタイルなので、それを1枚1枚貼って施工します。
通常は部屋の中の1面だけなどアクセントとして使われることが多いです。クロスや珪藻土に比べ凹凸がしっかりしているので、光を当てた時の表情の違いを楽しむことができます。
また、エコカラットは様々なデザインがあるのが魅力の一つです。中には、柄入りのデザインパネルキットもあるので、絵画のように飾ることもできます。
代表的な床材と言えば、フローリング、畳、クッションフロア、カーペット、タイルなどがあります。すべての部屋を同じ床材にするのではなく、その部屋にあった床材を選ぶ必要があります。それぞれの特徴を確認してみましょう。
フローリング
床材と言われ、まず思いつくのはフローリングでしょう。
フローリングは一見そんなに違いがないようですが、まず複合フローリングなのか無垢材フローリングなのかという違いがあります。無垢材フローリングとは1枚の厚い板のことで、複合フローリングとはベニヤ(合板)の上に表面単板を貼ってあります。
ベニヤは合板と言う名の通り、そもそも薄い板を何枚か接着剤で重ね貼りしたものです。
なので、無垢材フローリングは1枚板なのに対し、複合フローリングは薄い板を重ねたものになります。(上図)
マンションは注意
マンションのリフォームで、カーペット敷きや畳からフローリングに変更したいと考えている場合は要注意です。マンションは他の階への騒音という観点からそもそもフローリングへの変更を禁止しているところもあるのです。ですので、まず管理規約や管理組合などに確認する必要があります。
フローリングへの変更が可能な場合やフローリングからフローリングの張替の場合もフローリングの種類が指定されていることがあります。
下階に音が響かないように遮音性能がついたフローリングがあります。
具体的な構造は、フローリングにクッションがついており、これにより遮音するというものです。(上図)
また、遮音フローリングには等級があり、L値で表されます。
このL値は小さいほど遮音性能が優れており、マンションでは、L-40以下を指定されることが多いので、こちらもお住まいのマンションの規約の確認が必要です。
床暖房で足元からポカポカ
近年、一般的になってきた暖房器具といえば床暖房です。フローリングの床材の下に床暖房用のシートを敷くことにより、足元から温められるというものです。エアコンでは乾燥が気になるという方にお勧めです。
床暖房を設置する際は、フローリングについても熱に強く床暖房に対応してあるものを選ぶ必要があります。
トイレや洗面所はクッションフロアがおすすめ
クッションフロア(CF)とは、クッション性のあるビニール製のシート状床材です。色柄が豊富なので、自分のイメージにあったものを選ぶことができます。
また、ビニール製のため、汚れてもサッと拭き取ることができ、特に水はねしやすい水回りの床におすすめです。
クッションフロアは見た目がフローリングのようなものやタイル張りのようなものまで様々です。
フローリングやタイルのライン(目地)もしっかり表現してくれていますが、その箇所は凹んでいるので、掃除を楽にしたいという方は目地なしのものがおすすめです。
最新の畳は和紙?
畳というと、少し古いイメージがあったり、手入れが面倒なイメージがあったりして最近は敬遠されがちです。
でも、畳の部屋やスペースが少しあるだけでも気楽に寝転ぶことができたり床に座って洗濯物が畳めたりと意外と使い勝手が良いのです。
最近では、畳の縁がない琉球畳がおしゃれと人気で、新築でも敢えて施工する方がいます。
また、イ草の畳はすぐ日焼けして色が変わってしまったりボロボロ剥がれてしまったりとメンテナンスが面倒で敬遠している方には、和紙で作られた畳がお勧めです。
和紙をイ草の見た目に似せて、こより状に加工したものを編み上げて畳表にします。
和紙だと、弱いのではないかと心配になるかもしれませんが、さらに樹脂コーディングをすることで、撥水性や強さを加えてあるので安心です。
どんなものか見てみたいという方は、リフォームのHAPPYの店舗内にこの和紙の畳を利用したベンチが設置してありますので、ぜひいらしてみてください。
大理石で高級感を
少し変わり種の床材としてご紹介したいのが大理石です。
大理石と聞くと、値段が高い印象があると思うのですが、意外とリーズナブルなのです。キッチンや玄関などの限られたスペースを大理石に変えると、一気にお部屋全体もグレードアップしたような印象になるのでお勧めです。